漢方の効果

漢方薬の成分

 

みなさんもご存知の漢方薬は、種類がとても豊富です。何千年の歴史のなかで考え出された漢方薬は、生薬のひとつひとつが、さまざまな処方をされています。そして、生薬は組み合わせによって、いろいろな病状に効果を出すわけですが、その組み合わせの数も、どれくらいあるのか計り知れません。

 

 

さて、私たちがイメージする漢方薬の多くは、植物だと思います。漢方と聞くと、木の根っことか、葉っぱとか、そうしたイメージを持っている方も多いでしょう。確かに漢方薬の成分は植物を原料にしている成分も多いですが、さらに他の成分を含むものもあります。それは、動物性の成分であり、また、鉱物の成分なのです。

 

 

動物性成分はイメージもつきやすいかもしれませんが、鉱物も使われていることを知らない方も多いと思います。ということで、ここでは、漢方薬の成分について、特に植物以外ものをご紹介して行きたいと思います。

 

 

みなさんがよくご存知のガマの油も、漢方薬として、昔から効果の高いものです。このガマの油の成分は、どのような効果があるのかと言いますと、めまいや強心に効くそうです。お馴染みの薬である、「救心」の原型とも言えるでしょう。

 

 

また、他にも驚くようなものが漢方薬として使われています。例えば、蝉の抜け殻ですとか、にかわですとか、熊の胆嚢などが代表的でしょう。さらには、アブや、ゲンゴロウ、シナゴキブリ、サツマゴキブリ、ヒル、キョクトウサソリなども漢方薬の原料として成分が使われます。