漢方の効果

漢方薬と副作用その2

 

漢方の飲み始めに、効果が出る前、おなかがゆるくなるような症状が出る方が多いですが、このような方は慣れてくればおさまることが多いです。ですから、そのまま、少し様子を見てみましょう。

 

 

特に、飲み始めにお腹がゆるくなってしまうのは、漢方薬が効果を出している証拠でもあります。
漢方薬での治療をスタートした場合、一時的に症状が悪化したり、他の症状が出てしまったりすることがありますが、その後は、急速に回復することもあります。このような症状を漢方では、瞑眩と言います。出ている症状が本当に瞑眩なのか、どうかは、専門家が判断することです。体に良くない作用が出ているのかもしれませんので、自己判断で瞑眩だと解釈することはNGです。その際は、医師や薬剤師に相談すると良いでしょう。

 

 

さて、漢方薬のイメージとして、「副作用がなくて安心」と言うこともよく言われていることです。ですが、副作用が全くないのかと言えば、それは断言できないと思います。さきほど、ご紹介した、瞑眩のような症状は副作用ではないにしろ、アレルギー体質の方が、漢方を服用して、まれに発疹が出るケースもあることから、副作用が全くないわけではないということだと思います。

 

 

また、それが副作用に見えますが、実際は副作用ではなく、体質に合わなかっただけということも言えるでしょう。例えば、一般の薬の場合、熱を下げる薬がありますが、症状を緩和させる一方、その副作用として、眠気を誘うということがありますよね。