漢方の効果

漢方薬の成分続き

 

一般に言って、動物性の生薬は、植物性の生薬に比べて、効果が激しく出ます。強い溶血作用がある成分は、使用法が限定されることもあり、使用には注意が必要です。

 

 

それから、鉱物性の漢方薬では、どのようなものがあるのかと言いますと、古代の化石などです。また、宝石として有名な琥珀も、実は薬として効果があるのです。そうは言っても、宝石を砕いて使うのではなく、ちゃんとした、漢方薬用の琥珀が存在しています。

 

 

それから、石膏も漢方薬の成分として使われます。石膏と言えば、建材のイメージや、チョークを連想する方も多いと思いますが、このようなものを服用して大丈夫なのか不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

 

 

鉱物の成分を漢方薬にする際、主にミネラルを取り入れる役目として活用されます。例えば、石膏でしたら、含水硫酸カルシウムですから、この成分を薬に取り入れるために処方されます。

 

また、日本では認められていない水銀やヒ素なども、中国では、漢方薬に配合されています。ですから、中国に旅行した際に、お土産で漢方薬を購入する方もいらっしゃるでしょう。中国本場のものは効果が高いと思い、個人で中国から漢方薬を輸入する方もいらっしゃるでしょうが、それを服用することは好ましいことではありません。

 

 

漢方薬を処方してもらうのでしたら、日本で認可されている漢方薬だけを使って調剤を行うべきなので、漢方薬局に相談したり、病院での処方をお願いしたりしましょう。