漢方の効果

漢方薬と副作用その1

 

みなさんは漢方薬と聞くとどのようなイメージがありますか?「苦いけど効果がある」とか、「信頼できる」とか、「自然由来で体に良い」とか、いろいろな印象があると思います。

 

 

漢方薬は、全般に「体に優しい」というイメージがあり、自然でとれたもので薬を作っているので、安心して使える薬だと思っている方も多いですよね。確かに漢方薬は自然の生薬から作られますから、化学の力で合成された薬よりも、体にとって優しいということは正しいことだと思います。

 

 

ですが、漢方薬といえども、「薬」であることは間違いありませんので、人によっては、様々な副作用が出るケースもあります。

 

 

漢方薬で起こる副作用には、例えば、どのようなことがあるのでしょうか。まず、漢方薬の味や、香りへの抵抗感で、吐き気がすることです。自分の好まない匂いがする漢方薬を服用する際に、気分が悪くなることがあります。薬の臭いがダメなのに、それを無理やり服用したら、余計に気持ち悪くなったこと、みなさんにもあると思います。

 

 

また、漢方薬を飲み始めた際に、効果が出るよりも先に、下痢の症状が出たり、軽い腹痛が起きたり、お腹がゆるくなる人もいらっしゃるようです。
それから、アレルギー体質の人においては、ごくまれに発疹などが出るケースもあります。また、漢方薬で良い効果が出る前に、一時的に病状が悪化しているように感じるケースもあります。臭いがダメで、吐き気がしたり、お腹がゆるくなったりした場合は、しばらく様子見が必要でしょう。