漢方の効果

漢方薬と副作用その4

 

そもそも、漢方薬の効果を十分に出すためには、その人の体質に合った処方ということが原則となりますから、胃が丈夫か、胃が弱いかによっても、漢方薬は変わってくるでしょう。このような細かい部分も考慮して、漢方薬を処方しなければならないので、それを間違えると副作用として見られるような症状が出てしまうことも確かです。

 

 

それに、漢方は実際に使ってみなくてはわからないと言う未知の部分もあります。効かない薬もありますし、効く薬もありますので、処方されたもので効果が出なければ別のもので試すことも出来ます。

 

 

ですから、漢方薬が自分の体に合ったものなのなら、副作用は出ません。それには、実際に専門家の指示のもと、体質などを考慮し、正しく処方されなければなりませんので、自分で買って生薬を組み合わせて服用しないように気をつけたいですね。

 

 

食べ物に食べ合わせがありますが、それと同じで、漢方薬にも飲み合わせがあるのです。決められた量や、配合される量は、きちんと計算されなければなりません。その上、成分が重複したり、決められた定量を超えたりすると、効果どころか、危険な生薬もあります。成分がケンカしたり、重複したりして、ひどい副作用を起こすケースも考えられるので、素人が処方することはお勧めできません。

 

 

副作用を避け、漢方の効果を十分に発揮させるためにも、まずは専門家に相談します。そして、自分の体質に合った漢方薬を処方してもらい、正しく服用することが、一番大切です。